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2006年10月29日

●vol.138:やっぱテリーさんじゃなくて伊藤さんだよね。

憲さんが「あじさい」の宣伝がらみで各局の番組に出演した中に、テリー伊藤さんのラジオ番組があった。
テリー伊藤さん・・・”演出家・伊藤輝夫”さんがいつからそう名乗るようになったのかは知らないけれど、かつて、「ねるとん」や「生ダラ」を演出したことから、「とんねるずのオールナイトニッポン」で話題に上っていた「伊藤さん」の印象が強くて、未だに私はテレビで「テリーさん」と呼ばれていることに違和感を感じている。
そう、未だに私の中では「伊藤さん」なのだ。
ラジオ番組の中でも、憲さんも「伊藤さん」と呼んでいた。

憲さんは、ゲストの失恋経験などを語るコーナーでの出演だった。
高校1年のときの中学時代の同級生との初デートを、高校のサッカー部の仲間に見られてしまい、恥ずかしかった、というような内容の話をしてくれた。(*1)

正直その話よりも、伊藤さんがおしゃれなことや、鬼ディレクター伊藤さんが、テレビに出まくってまじめに仕事をしているのをからかったり、とにかく憲さんが楽しそうな様子が、声だけでも十分に伝わってきた。
伊藤さんは、そんな憲さんのペースに乗らずに、ちゃんと進行しようと頑張っている様子も伺えて、可笑しかった。

この番組の出演を受けて、伊藤さんが毎日新聞に連載している「テリー伊藤の現場チャンネル」というコーナーで、憲さんを取り上げてくれた。(*2)

138-1.jpg

ここで、伊藤さんはこんなことを書いている。

「21世紀、これからはどういう男が理想か」というテーマを考えるとしたら、私は真っ先に木梨憲武の名前をあげるだろう。

大人になっても仲間たちとの団体行動を苦にせず、また、いつでも音楽に接している憲さんの生き方。
好きなことを徹底して楽しむことを、そのままテレビ番組として成立させてしまう姿に、憲さんより一世代上の伊藤さんは、「21世紀に生きる理想の男」として憲さんを見ているそうだ。
この中で、実は「生ダラ」の人気企画であったPK合戦を、憲さんが企画会議で発案した当初、演出家・伊藤さんとしては「?」だった、というエピソードも紹介されていた。

記事はこう結ばれている。

彼なら青島幸男の意地悪ばあさん(*3)を超えるキャラクターを描くことができる。いつの日か、新しい時代のフーテンの寅さんを憲ちゃんとつくってみたい。

私も憲さんに新しいキャラクターを生み出して欲しいと思う。
ここ数年は過去の(もはや往年のと言っていい)キャラクターを懐かしがるばかりになってしまい、「今」を感じることがない。
ものまねのレパートリーも、'70〜'80年代の歌手を知らないと付いていけないワンフーも多いと思う。
是非に実現させて欲しい。
この記事は切り抜いて保存しておかなければ。

last update 2007/03/16 0:50am

*1:たぶん、他のところでも聞いたようなお話でした。
*2:平成18年10月28日付け夕刊。
*3:構成作家・作家・作詞家・タレント・政治家と多岐に渡った、青島幸男氏(故人)の活躍の一つとしてもあげられるのが「意地悪ばあさん」。漫画「サザエさん」の原作者・長谷川町子氏(故人)の作品がベースのドラマ。


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