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2005年5月 6日

●vol.33:舟木一夫の赤ツメ

昨日、母と新橋演舞場でやっている「舟木一夫特別公演」を観に行った。

母は10代前半の頃から舟木くんのファンだ。後援会にも入っている。
でも「お金がもったいない」という理由で、滅多にコンサートやこういった公演に行かない。
確か、前回観に行ったのは、2年くらい前の40周年記念公演だ。
そのときは、私がチケットを用意して連れて行っている。母が一人で行く決心をしないので。
今回のチケットは格安だったので、母持ちだけど。

公演内容は、芝居と歌の2本立てだった。

芝居は「瞼の母」。こういうのを「股旅もの」って言うんだっけ?
新派の人とか出てるし、大向うからではないけど「2代目!」(舟木くんへではなく、新派の女形・英太郎(はなぶさ・たろう)さんに向けてだと思うけど)とか声掛かっちゃってるし、こういう雰囲気は私には厳しい…。

歌は「赤ツメコンサート」(*1)と銘打っている。
赤ツメ=赤い詰襟。母が昔から言っていた。
---舟木くんは『還暦になったら赤い詰襟を着て歌う』ってファンと約束しているのよ---
あの「高校三年生」から42年が経ち、舟木くんは還暦になったのだ。(*2)
前半は白いスーツ。最初は静かに聴いていたおばさま達も、時に立ち上がって盛り上がる。アップテンポな「銭形平次」(*3)なんて聴いたことない私には、唖然呆然といった感じ。ちなみに母は、立ち上がりはしなかったものの、少しテンポのずれた手拍子で応援していた。

そして、後半、ついに赤い詰襟に身を包んだ舟木くんが登場した。会場はまた沸く。
「高校3年生」はもちろんのこと、母に聞かされていた往年の青春歌謡が続く・・・。

いつも接することの無い空間に身を置いたので、私は少々疲れたけど、母が楽しそうだったので、とりあえず付いて来てよかった。

ある程度の年齢になってしまうと、すっかり声が出なくなってしまう歌手はよくいるけれど、舟木くんは、還暦になっても、バシッと歌っていた。「かつての少女達」が沸くのがわかる。
舞台の上の舟木くんに渡そうと、花やプレゼントを手に集まってくるおばさま達だけでなく、舟木くん自身もすごいパワーの持ち主なのだ。

次はいつごろ連れて行こうかなぁ・・・。
*1:この「赤ツメコンサート」は昨年12月が最初。ビデオも出ている→舟木一夫 赤い詰襟コンサート 2004年12月12日中野サンプラザ
*2:舟木くんの生年月日は、1944(S.19)年12月12日。
*3:♪男だったら 一つにかける〜♪でおなじみの銭形平次のテーマソングのオリジナル歌手は舟木くんだったりする。

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