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2006年4月24日

●vol.120:ナポリタンとチェリオ

今日(と言うか日付変わって昨日)、初めて木梨サイクルの2Fにある「なごみ堂」に行った。
憲さんのおじさん・勉さん(*1)のお店。

「なごみ堂」も初めてだけど、リニューアルした木梨サイクルも初めて見た。
外から店内を覗くと、憲さんのお父上・作三さんがいて、元気そうな様子だった。

私達が「なごみ堂」に着いたのは、16:00過ぎだった。
私はナポリタンとチェリオを頼んだ。チェリオはオレンジ味のみ置いている。
16:00からはもう少し大人なフードメニューもあり、ハウスワインなどのアルコールもあるんだけど、なんとなく、ここに来たらナポリタンとチェリオを頼みたかった。
ナポリタンは、トマトの酸味が効いていてさっぱりとしたお味。私の好み。

店内は、半分は、食事などの喫茶スペースで、もう半分は、駄菓子や雑貨の販売と勉おじさんのコレクションが陳列されているスペース。
喫茶スペースには、以前憲さんの個展で展示された絵も数点飾ってあり、内装もシンプルで、なんとなく麻布にある憲さん夫妻のCAFE「3116」にも雰囲気が似ている感じがした。
そして、この店の特色である、勉おじさんのコレクションは、以前「出没!アド街ック天国」でも紹介されたように、陳列されているのはごく一部だそうだけど、レアなものがたくさんあって目を奪われた。それに、昔の駄菓子屋さんのようなお菓子や雑貨も売っていて、憲さんのおじさんの店でなくても、近所だったら通いつめるのなになぁ、と思った。

食事を終えてゆっくり店内を見ていたら、友人と勉おじさんが話をしていた。
本来なら他のお客さんにも迷惑が掛かるので、そんなことはできないけれど、たまたまそのときは、他のお客さんが帰って、私達2人だけになっていたので、私もちょっとお話させて頂くことにした。

憲さんが持ってきたいろんなトロフィーなどの話をしていて、「これも憲ちゃんが持って来たんだよ」と説明してくれたり、他にも、このお店に関することや、憲さんの話をしてくれたけれど、印象に残っているのは、勉おじさんが伊東からこちらに来たのは、憲さんからのお誘いだった、ということ。
でも、勉おじさんは「誘われたからって浮かれず、やるからには」と店の内装の細かなところにこだわったり、このお店を近所の人がゆっくり過ごせるようにと「なごみ堂」と名づけ、コレクションのマニア向けの店にならないよう、展示を控えめにしたのだそうだ。
祖師谷の街で商売をするのは大変だとおっしゃっていたけれど、落ち着けるお店で私は好きだ。
気がつかないようなところに、ものすごい年代物が使われていたり、古くはないけれど、びっくりするような貴重なものがさりげなく置いてある。
それを見つけると、勉おじさんは楽しそうに説明してくれた。

勉おじさんと話してみて、つくづく思った。
憲さんは、この勉おじさんから多大なる影響を受けている、と。
フィギュア集めもそうだし、喫茶スペースの内装の雰囲気も、憲さんの感覚に近い。
勉おじさんは「ずっと伊東にいて、まさか東京に来ることになるとは思わなかった」と言ってたけれど、憲さんが呼んだ理由がわかるような気がした。
きっと、小さい頃から勉おじさんが大好きなんだと思った。

またじっくり時間を見つけてなごみに行きたいな。
今度はオムライスでも頼んだりして。

*1:勉おじさんのことは、以前憲さんが連載していた雑誌「Free&Easy」の”ああ日常”にも掲載されています。


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コメント

いつも楽しく読ませていただいております。
今回初めてコメントさせていただきます。

私も17日に初めて『なごみ堂』に行きました。
なんだか懐かしい、温かい空気が漂う、そんな落ち着いた感じのお店でした。

yoshikoさんもナポリタン頼んだのですね〜。
私も、ここにきたからはナポリタンでしょう!と頼みました。
また次回も食べたいくらい美味しかった♪

お店にはご近所の方でしょうか、数人の女性がいらして、皆さん楽しそうにお茶を飲みながらお話していました。

私は一人で行き、新幹線の時間もあったので、食事が終わってからすぐに帰ったのですが、帰り際に、おじさんからスタンプカードを頂いた時、『秋田から来たのでなかなか来れないんです・・・』とお話したら、ビックリされました。
『またいらして下さい。お気を付けて。』
とドアを閉めて出る時まで優しく声をかけてくださり、嬉しかったです。

次は6月に東京に行くのでその時に、今度はゆっくりと素敵な時間を過ごしたいです。

憲さんや作三さん同様、おじさんも暖かい雰囲気の方のようですね。
ぜひ喫茶店も行ってみたい!
新しい木梨サイクルもまだ見たことがないからな〜。
チェリオって、色んな味があるんですか?
知らなかった・・・(笑)。
行ったときにはそれも飲んでみよう。

くまこさん>
やっぱりナポリタンですよね!
他にもいろいろありましたけど、ナポリタンがおいしかったので、他のも期待できそうですよね。
おじさんと話しているとき「遠いところから来てくれる人もいる・・・」と仰っていましたよ。
名前の通り、和めるスペースだと思うので、今度はゆっくり過ごせるといいですね。

えりりさん>
おじさんは、ソフトでシャイな感じな方です。
そういった意味では、憲さんとよく似ています。
チェリオは、昔、駄菓子屋さんなどで売っていたちょっとチープな感じの瓶入り炭酸飲料です。
現在は中部地方限定販売なので、東京で飲める店は貴重なのかもしれません。
「チェリオコーポレーション」
http://www.cheerio-web.co.jp/

おおお!チェリオ、種類豊富なんですね〜。
とんねるちゃんの2人からはよく聞くキーワードでしたが、
現在でもこんなに販売されているとは!
私も昔よく駄菓子屋に行きましたけど、チェリオはなかったなぁ。
でも、今となっては東京ではなかなか手に入らないようですね。
ますます、なごみ堂に行かなくちゃと思いました(笑)

えりりさん>
チェリオと名のつく商品は、今では種類が豊富になりましたけど、とんねるちゃんの少年時代は、恐らく種類は多くなく、現在3種類となっているガラス瓶入り(296ml)のものしか無かったのではないかと思います。
なにしろ、チェリオコーポレーション(の前身のセブンアップ飲料)ととんねるちゃんは同い年ですからね。
私の幼い頃(とんねるちゃんと1回り以上違います・・・)には、既にガラス瓶入りのジュースは廃れてきていて、チェリオを売っているお店は滅多に無かった記憶があります。
私も飲んだ記憶は無いので、もしかすると、なごみ堂が「初チェリオ」だったのかもしれません。
どちらかというと、駄菓子屋さんの近くで、古くなったチェリオの瓶ケースの方をよく見かけました。
飲んだ記憶が無くても「懐かしい」と思えるような、そんなお味でした。

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