●vol.119:「明日の記憶」試写会に行って来た
ちょっと前のことになるけど、18日に「明日の記憶」の試写会に行ってきた。
舞台挨拶とかのない、ただ映画を見るだけの試写会。
特別出演だし、原作を読む限り、出番がそう多くはないことはわかっていても、やっぱり大きなスクリーンに映る憲さんが見たい。
なのでチャンスがあれば、と試写会に応募してみた。
で、あまりくじ運がよくない私なのに、今回はなぜか当たった。ビックリした。
・・・内容は原作を読めばわかるし、5月13日公開の映画を見てもらえればわかるので、詳細は書かないけれど、主演の渡辺謙さん自ら起案した作品だけに、体当たりの演技ですごい。
作品のテーマも若年性アルツハイマーに侵された主人公とその家族の描いているので重いし、お目当ての憲さんの出番も思った以上に少ない(原作でも少ないけど、もっと少ない)ので、どっちかというと作品自体をじっくり鑑賞した感じだった。
決して他人事とは言えない世代に入っているので、いろいろ考えさせられたりもしたし。
でも、監督が堤さんだからなのか、たまに重いはずのシーンでクスっと笑えるところがあったりして、ただ重いテーマの映画で終わってなかった。
肝心の憲さんは・・・というと、憲さんが自然体でそのままいる感じ。
「あ、憲さんがいる」って感じだった。
これは私の勘違いかもしれないけど、なんか、他の人より声が大きい(というより「通る」と言った方がいいかも)ので、若干違和感を感じた。
もしかすると、私が憲さんを意識しすぎたからかもしれないけど。
1度見ても、公開されたら、また見に行くんだろうな。
憲さんが出ていなかったとしても、いい作品だと思うから。
主人公の妻役の樋口可南子もすごくいいんだなぁ。
他には、前半しか出ないけど及川ミッチーにも注目した。
ミッチーは淡々としゃべる芝居よりも、感情的な芝居のほうが向いているのかな、と思った。
あと、私的な隠れ名場面は、大滝秀治!この作品の中の、数少ないユーモアの、大半を持っていっているような気がする。
やっぱ名優だ。