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2005年4月26日

●vol.24:「0.5%」の違い

KinKiKidsファンの間ではすでに知られていた、今夏放送予定の堂本剛主演ドラマ「ラスト・プレゼント」の製作(*1)が先週発表され、ますます待ち遠しくなるばかり。KinKiの番組では何度もゲストで出ている菅野美穂さんとのドラマ初共演、それも脚本は岡田惠和さんときたら、期待しまくりでしょう!

早速、テレビ朝日のHPで情報確認しなくちゃ、とチェックすると、放送日未定なくらいだから、たいした情報は無し。しょうがないか、とガッカリしていたら、サイト上に妙に懐かしい感じのタイトルが目に入ってきた。

アストロ球団』(*2)・・・1970年代前半の野球漫画。9人の超人選手たち「アストロ球団」の話。97話もあるのに、描かれている試合数はたった3試合。それも、試合中で切腹する選手や、命と引き換えのホームランなど、最後まで9人が揃って試合をすることなく終わってしまうという、かなり刺激的なストーリー。
とは言っても、この作品の愛読者ではなかったりする。私がこの作品を知ったのは、別の作品がきっかけだった。その作品とは『ブラック・ジャック』(以下、『B・J』)。

高専時代、学校の図書館によく通った話はvol.21で書いているけれども、私はそこだけでなく、学校のそばにあった区立図書館にも通っていた。
部活が忙しくバイトができなかった私は、とんねるちゃん関連の記事が載ったスポーツ新聞を買うタイミングをいつも逃していたので、図書館にあるスポーツ新聞をコピーしていた。そこで偶然手に取った『B・J』にハマった。

ハマって以来、なけなしの小遣いをはたいて、単行本やら文庫本やらを買ってしまった。それ以外にも当時『磯野家の謎』 に代表されるような”謎本”が流行ったせいか、『B・J』にもそういった本が発売され、つい手に取ってしまった。『ブラック・ジャック 89.5%の苦悩』。

この本は、単行本未収録(*3)のエピソードまでデータを収集し分析したもの。『B・J』と同時期に発表された他の作品(*4)も併せて収録していて、濃い、面白い本だった。収録作品の一つである『アストロ球団』。私のこの作品に関する知識の全てはここにある。でも、タイトルを目にしただけで、ものすごく気になる。それだけ、強烈な印象を受けたということだと思う。

実は『89.5%・・・』の本のタイトルが完全に思い出せず、ネットで探してみたら、こんなタイトルの名前が出てきた。
『ブラック・ジャック「90.0%」の苦悩』
前に私が買った本は「89.5%(*5)」だったはず。「90.0%」って何だ?概要を見て見ると、この本は内容を『B・J』だけに絞った上に、再編集しているらしい。
か、買わなくては・・・。

B・Jについてもうちょっと書こうと思ったけど、かなり長くなったので、次の機会にします。
『アストロ球団』の話はいずこへ・・・(汗)
*1:製作というか、もう3月に撮影は終わってます。テレビ朝日系で放送。原作は、韓国映画「ラスト・プレゼント(原題:贈り物)」。韓国では、公開9日間で100万人を動員した作品だそうで、ちょっと前に、日本でも公開されてます。
*2:こちらもテレビ朝日系でドラマ化されるとか。どうやって映像化するんだろう?
*3:手塚治虫氏は、連載ものを単行本にする際に、手を加えたり、納得できないと収録しない、なんてことがあったそうです。少なくとも『B・J』に関しては単行本未収録作品は17本存在していて、後に文庫本に収録されてました。
*4:収録内容[Amazon.co.jpより]
........第1章 鬼形クンを葬ったのは誰だ!―『恐怖新聞』
........第2章 "生きることの達人"に乾杯!―『魔太郎がくる!!』
........第3章 沈黙の名医の存在証明―『ブラック・ジャック』
........第4章 "20年目の正夢"を検証する―『アストロ球団』
........第5章 超甲子園―私のフィールド・オブ・ドリームス
*5:著者がはじきだした、B・Jの手術成功率。

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